理学療法士のツレヅレ

おもに理学療法士が臨床や生活の中で見出した何かを書いています

治療の原則

理学療法士のツレヅレです。こんにちは。

 

前回の記事で継続する秘訣なんて書いた直後から派手に放置するというはなれ技をくり出したことはヒミツです。なんであんなお題を選んだのでしょうか。。。そんな誰も見ていないブログで言い訳めいた挨拶から入っているツレヅレです。

あらためましてコンニチハ。

 

 わたくしは理学療法士として腰痛治療にかかわらせてもらっておりますゆえ、自分の考え方や臨床の展開をまとめる意味でも、腰痛を抱えている方に効果実証済みの普段臨床の中で使っている腰痛に関する知識などをシェアしていきたいと思います。何かご参考になることがあればお試しください^^

初回の今日は痛みを考えるうえで知っておくべきイントロダクションとして体の原則を一つ。一般的には痛む場所が腰だから腰に問題があるということを臨場感を持って実感するため、大多数の人に当然のものとして認識されています。なので腰が痛くなったときは腰をしっかりもむ!肩なら肩をしっかりもむ!といった施術が一般的なのだなぁと患者さんの話を聞いていると思います。ツレヅレも新人の頃は一生懸命腰をもんだり背中をストレッチしたりしていました^^;

しかしすぐに戻ったり、効果がなかったり逆にひどくなったりすることがあります。そのようなときは痛みの原因が本当に腰にあるのか疑ってみましょうというお話です。

 

では本題です。基本的に人の体の原則として隣り合う筋や関節は柔らかい部分から動き出すという性質があります。これは本来体の動く順番と違う動きになるとしても優先される現象で、この原則のせいで柔らかい筋や関節が本来よりも「たくさん動く」「たくさん力をいれる」といったことが起きてしまうのです。

つまり痛い場所をもむということは柔らかいせいでに働かされすぎて痛みがでているのに、さらにもまれて柔らかくされちゃってるかもしれないよということです。

逆にかたさのバランスが釣り合った状態で作られる運動は体の各部がつながり連動した動きをもたらします。この連動性ができると力を入れなくとも体が楽に支えられる状態となるので特定の筋がたくさん働く必要がなくなり症状の軽減が期待されるようになるのです。

ツレヅレが展開している腰痛治療は働かされすぎているところと固く動いていないところを見つけ出しそのバランスを取るような徒手的な施術のあとセルフエクササイズを行っていただくといった流れになっています。

次回より症状の出方やその原因となりやすい場所、さらに患者さんに実際にお伝えしている簡単なセルフエクササイズなどを書いてみたいと思いますので参考になりそうなかたはぜひご覧ください。