理学療法士のツレヅレ

おもに理学療法士が臨床や生活の中で見出した何かを書いています

体を前に倒した時に腰痛がでるあなたへ

こんにちは理学療法士のツレヅレです。

今日は体を前に倒した時に腰痛が出て困っているというあなたへ効果実証済みのセルフエクササイズなどをお伝えしていきたいと思います。

なお前回も書きましたがこのエクササイズを行う際の注意として

・痛みが出ない範囲で行う

・無理には動かさない

・疲れが出ない範囲から始めていく

痛みの増強を防ぐためにも以上の点に気を付けて行ってみてください。

 

今日は

1体を曲げたりひねったするときに痛む

2動いたり入浴後は改善する

3座っているより立っているほうが楽

4椅子から立ち上がるときに痛む

といった症状のあなた

 

その原因として

1背骨周囲の筋肉の弱化となり前後のバランスが崩れ腹筋が働きすぎている

2大臀筋の弱化がありハムストリングスが働きすぎている

といった要素がもしかしたら起きているかもしれません。

 

そんなアンバランスの解消のためのエクササイズとして

1仰向けに寝てその腰の下にタオルを丸めておく(背骨が丸まらないようにする)

2両膝を立てた状態から片方のかかとを滑らせながら足を延ばす。これを10回

3反対も同様に10回行う

4片方足を伸ばして仰向けの状態になる(反対は膝を立てた状態)

5立てている膝を体の外がわに開き元の位置に戻す(痛みがでないところまでしか開かないよう注意)これも10回行う

6反対の足も同様に開いて戻す運動を繰り返す

これを行うことで腰を動かす代わりに足の付け根を動かす動作をみにつけて腰の負担を軽減していくことで症状の緩和が期待できます。

同じ腰の痛みでも症状の出方によって、原因も違いますし対応の仕方も変わります。

なので世間に出回る腰痛解消メソッドは人によっては痛みを増強してしまうことも多いのではないでしょうか。実際担当患者さんでもテレビの体操をやったせいで痛みが戻ったという人は過去無数にいらっしゃいました^^;

テレビの体操といえども治療というのは効果的であればあるほど体を壊すリスクも併せ持ちます。それを理解して、せめて痛みでない範囲で体の声を無視しないように注意しながら行っていただけたらなと思います。わたしも含め痛いほど効果が出ると勘違いしてしまうのが人間なので知識を持って注意して行ってください^^

それでは